入眠時心像とは,入眠時に目をつむっているにもかかわらず見える幾何学模様や人物,背景などである.
様々な説があるようなので列挙してみる.
睡眠の段階は入眠における脳波パターンを基準にして,下の図のように9段階に分けることができる.入眠時心像はそのどの段階でも出現する.
人の脳は思考や認知の結果として脳に電位の反応が見られる.音刺激があると人の脳は前頭部優位に出現するパターンがあるが,入眠時心像を見ているとき,音刺激に対してその反応が弱くなることが確かめられている.つまり,心像を見ている分そちらに処理が集中しているため,音への刺激に鈍くなるのだ.このことから,間接的に入眠期に心像が生起していることが脳波からわかる.
入眠時の心像は、夢への入りと見なすことができる。 私の場合では、その心像を意識しながらも、睡眠に落ちてしまわず、維持することで、見たい映像へアプローチする。 だから、私は明晰夢を見るためには入眠時心像を意識することが必要だと考える。